ようこそ「通訳訓練シリーズ」へ。今回は日英同時通訳練習の2回目です。
今回の通訳練習で使用する原文にも、大きな数字が含まれています。数字の訳出について、おさらいをする方はこちら⇩をご覧ください。
また、日英通訳のコツ・工夫のおさらいする方はこちら⇩をどうぞ。
練習教材
今回の同時通訳練習では「世界難民の日」(World Refugee Day)にちなんだ発言を原文として使用します。長さは680字程度で、長くはありません。内容は、難民及び国内避難民とはどういう人たちなのか、人数や出身国、現在彼らはどの国や地域で保護されているのか、問題点は何なのか等といったことです。
「世界難民の日」は6月20日で、2000年12月の国連総会で制定されました。
有益な語彙
通訳練習に入る前に、この通訳練習で有益な語彙を確かめましょう。
- 世界難民の日:World Refugee Day
- 迫害:persecution
- 紛争:conflict
- 逃れる:flee
- 国際的な保護:international protection
- 国際社会:the international community
- 喫緊の課題:urgent challenge / issue
- 特定の社会的集団への所属:membership in a particular social group
- 抑圧:oppression
- 住む家を奪わた:displaced
- 国内避難民:internally displaced persons (IDPs)
- 制定された:was established
- 3倍以上に増加した:has more than tripled
- 紛争:conflicts
- 余儀なくされる:be forced to
- 低所得国または中所得国:low- and middle-income countries
- 先進国:developed countries / nations
- 責任を公平に共有すること:equitable sharing of responsibilities
- 極右勢力:far-right movements
- 抵抗:resistance
- 不釣り合いに大きな負担:disproportionate burden
- 不安定化させる:destabilize
通訳練習
では、下のプレーボタンを押して同時通訳練習をしていきましょう。
参考訳出例・訳し方説明
通訳例及び訳に関する説明(訳注)はこちらをご覧ください。
まとめ
今回は日英同時通訳練習の2回目でした。前回も申しましたが、こういった練習をたくさんすることが通訳技術向上につながります。練習用の原文は、どのようなものでも構わないと思います。また、同じ原文を使って何度も練習をすることも有益です。今回の原文も繰り返し使って通訳練習しましょう。
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★ 「順送り訳」のコツや、「意味のユニット」や、「スラッシュ・リーディング方式の訳」等をおさらいする方は、この2つの記事↓↓をご覧ください。